保湿化粧品の成分

水分を包む成分

水を包み込んでくれる成分としては、細胞間脂質のセラミドが強力で、冬等周囲の環境が乾燥した状態であっても、セラミドが豊富にあると肌の水分を包み込んで、蒸発しないようにしてくれます。セラミドは肌の保湿の大半を担っており、セラミドがないといくら水分補給しても肌は潤う事がありません。

赤ちゃんの肌はセラミドが豊富にあるので、肌に潤いがありますが、加齢と共にセラミド量は減少するので、肌に潤いがなくなってきます。セラミドはもともと肌の中にある成分なので、乾燥肌やアトピー肌が保湿化粧品として使用しても、刺激になる事なく肌の保湿を行う事ができます。コラーゲンやヒアルロン酸とは異なり、セラミドは肌への浸透率がよいので、セラミド配合の保湿化粧品でスキンケアをおこなう事で、不足したセラミドを補う事ができます。

この他にもセラミドと同じ細胞間脂質のスフィンゴ脂質も、水分を包み込む働きがあります。セラミドに比べれば、スフィンゴ脂質の方が保湿力はありませんが、角質層にある他の脂質と馴染みやすいという特徴があります。

また、人工のリン脂質様の高分子ポリマーであるリピジュアRも、水分を包み込む働きがあり、その保水力はヒアルロン酸の2倍とされ、様々な保湿化粧品に利用されています。肌に含まれている訳ではありませんが、セラミドと似た働きを行う天然成分のレシチンも、保湿化粧品で水分を包み込む成分として使用されています。レシチンは、大豆や卵黄から抽出され、水分と油分を混ぜる働きがあります。